予防

毎日フロスをする6のメリット【時間とお金の節約】

みなさんデンタルフロスご存知ですか?

糸ようじのことです。

患者さん

歯磨きは毎日するけど、フロスはたまにしかしないなぁ

↑の方、ブラシング指導時、かなり多くみられます…

表面は磨けているのに、歯と歯の間にプラーク(汚れ)がみっちり!フロスを通すと、フロスからドブのような匂いが…

コレは古い細菌の塊!

今回は、フロスを通す最大のメリットご紹介します。

6つのメリット

口臭の原因の1を解消できる

手洗いをしたら、指の先、甲、爪の間、全ての面を丁寧に洗いますよね?

それと同じで、歯の表面は磨くのに、歯と歯の間を磨かないのはおかしいと思いませんか?

歯と歯の間にたくさんの細菌がずっとそこに付着していることになるので、臭いを発生させてしまいます。

フロスを通した後のフロスの臭いを嗅いでみてください。

絶句すると思いますよ。

歯と歯の間の虫歯予防になる

歯と歯の間の虫歯予防になります。特に奥歯は歯と歯が隣合わす面積が、前歯に比べて広いので、さらに虫歯になりやすいのです。

そこの汚れをフロスで掻き出すことによって虫歯予防に繋がります。

歯周病の予防になる

歯周病の1番の原因はプラーク(細菌の塊、磨き残し)です。

これをお口全体から根本的に減らしていかないと、歯周病は進行していきます。

歯周病は、気付かないで進行していくので自分が歯周病だと自覚しにくいのです。免疫力の低下してくる50代60代で発覚しては、遅いのです。

そうなる前からフロスを通して歯周病を予防しましょう。

すでに治療した被せ物も守れる

治療済みの被せ物、1度治療したらずっと大丈夫だと思っていませんか?

被せ物のも再治療のサイクルは約10年。

噛み合わせの強い方だと、壊れたり割れたりしてもっと再治療の時期が早まります。

被せ物の付け根の周りは自分の歯です。そこから虫歯が進行することもあります。

その被せ物の周囲のプラークを除去することによって、同じ歯からの新たな虫歯を予防することが可能です!

歯石が形成されるのを防ぐ

歯石は、磨き残しがずっと同じところに付着しているとできます。汚れが固まって硬くなるのです。

歯と歯の間には歯石が溜まりやすく、重度の場合、歯茎の中にも歯石が形成されます。(縁下歯石と言います)

これは歯周病の原因にもなるので、これを予防できるのはフロスをするしかありません。

生涯の医療費を節約できる

フロスを通すことで歯周病も予防することができるのでトータルの医療・治療費を節約することができます。

歯周病を予防できるということは、歯周病から原因とされている全身疾患も予防していることになります。

歯科のみならず、内科まで予防できることになるのでフロスをやらない選択はないかと思われます!

さらに年に3〜4回定期検診に通うことで、もし、虫歯・歯周病があった場合に早期治療が可能なため悪化していた場合よりも、

  • 治療に通う時間
  • 治療にかかるお金
  • 今後再治療にかかるお金

を、節約することができます。

【おまけ】フロスをやらない理由ランキング

  1. 時間がない
  2. やり方がわからない
  3. つまようじじゃダメ?
  4. 歯磨きすらうまくいっていない

最近では以上の意見が多く感じられました。

「時間がない」は圧倒的ですが、週に1回でもいいのでまずは始めて見ることが大切です。

まとめ【衛生士オススメのフロス】

フロスは自分の手に巻いて汚れを落とします。

奥歯や重なったところまで、自分で角度をつけて落とすことができます。少し使い方に慣れないと難しく感じることがあるかもしれません。

ですが、しっかりどの歯も細かく落としたいならこのフロスが一番おすすめです。しかも200mしっかり入っているのでコスパよし。

ウルトラフロスは、棒がついているので手が汚れません。

奥歯に入れるのも簡単です。前歯は手の角度をちょっと変えてお口の中に入れてあげないといけません。しかし、糸の部分がボサボサになるまでは洗って繰り返し使えるのでおすすめです。

少しずつ習慣化していくことで

  • 歯の綺麗さ
  • 口臭予防
  • 口周りの自信

を手に入れましょう!

ABOUT ME
キライちゃん
予防歯科の歯科衛生士・1児のママ。当ブログは働いている目線から感じる「歯」について予防・食育をシェアし、FPの知識を活かし節約術・日々の暮らしなど立つ情報を発信しています。Twitterではお口のデンタルIQ向上のお手伝いもしてます。どうぞよろしくお願いします♪